メッキペン
(2002.12作成)
今回は手軽にできるメッキペンの御紹介です。
PROMEX PLATING MACHINE |
このメッキ装置は、卓上で手軽にメッキが出来きる サインペンタイプのメッキ装置です。 |
●100Vの家庭用電源と水さえあれば、いつでもメッキOK。 ルームキー程度の大きさのものであれば、数十秒でメッキ可能。 ●メッキ液の入ったサインペン(10ml入り)は使い捨てで、1本 あたりのメッキできる面積は約80cm×80cm。 ●修理品のような部分メッキも可能。 ●無公害メッキ液を使用しているので誰にでも安心して使用する ことができる。 |
プロメックスの使用手順 |
1:よく磨く |
被メッキ物に錆び、変色、指紋、油しみ等があれば、金属磨き等 を利用して布でそれらが完全に取れるまで磨きます。しつこい錆 や汚れは、研磨機などを用いて除去するようにします。 いずれにしろ、被メッキ物は光沢のでるまでよく磨くようにする。 |
2:メッキの準備 |
電源コードを100Vコンセントに接続し、プロメックス接続コード (赤と黒のコード)も出力側(OUTPUT)赤ターミナル〔+〕には 赤コードを、黒ターミナル〔-〕には黒コードをそれぞれ接続します 電源スイッチをONにしてパイロットランプが点灯したかを確かめ ます。接続コード黒〔-〕の先端クリップに被メッキ物をクリップし、 接続コード赤〔+〕の先端差込部分(ソケット)に脱脂ペン(凸部) を差込み、ペンのキャップを取ります。 |
3:脱 脂 |
脱脂ペンに表示されている緑色に合わせて、ツマミを廻わす。 脱脂ペンの先端を被メッキ物にあてて、力をいれずに軽く往復 (前後か左右のいずれか一定方向が望ましい)させると、小さい 泡がでて脱脂をはじめます。時々被メッキ物を水洗いして、脱脂 した部分がまだ水を弾く場合は、完全に脱脂されていませんので 水が弾かなくなるまで、もう一度脱脂してください。 ★注意★ 脱脂し終えた物に手で触るとか、水の中以外の所に 置くことは極力避ける。 |
4:水洗い |
念入りに水洗いをする。水は拭き取る必要はありません。 |
5:メッキ |
それぞれのメッキペンは赤・青・黄色の3種類に色分けされて います。メッキする時は、目的のペンの色に従って同色にツマミ を廻します。脱脂の時と同じようにペン先を被メッキ物にあて、 軽く往復させると目的のメッキが密着してきます。 |
6:水洗い |
メッキ後はよく水洗いして、柔らかい布で拭く。 |
★注意事項★ |
1:メッキ作業中にメッキペンのペン先からメッキ液が溜り落ちます がこれはメッキに必要な液が混合されて出ているもので不良ペン ではありません。 |
2:作業後のペンはしっかりキャップをして常温の場所にペン先を 上向けにして保管する。 |
3:水洗い用に使用した容器、手などは作業後十分洗う。 |
4:メッキのつかないもの:アルミニューム・チタニューム(ニューム 系)・クロームメッキの表面・プラスチック・木材・紙等にはメッキ がつきません。 |
5:メッキののりにくいもの:なま鉄・亜鉛・鉛・はんだ・高純度の ステンレス |