バーライフ
(2003.12月)
「バーライフ」・・・・カッター・のこ刃等の寿命を延ばすだけでなく
切断面もきれいに仕上げることができます。
また、線引き作業に使用することで、きれいに線が引けます。
容量は、54g。今回は、「バーライフ」をご紹介する。
リューターポイントにバーライフを付着させる時は、
低速回転でバーライフを削るように当てもいいし
塗り付けるようにしてもどちらでもよい。
1.6mm厚の銅板をバーライフを付着させたドリル刃と
付着させていないドリル刃で穴を開けてみた。
残念ながらリューターポントの場合、「違い」を
画像にすることはできなかった。なぜなら「フィーリング」
でしか違いを味わうことができないからだ。
バーライフを付着させたのと付着させないのと
では明らかに感触が違う。滑らかというか、すんなりと
いう感じで研削することができるのは、確かだ。
これは、摩擦の抵抗や熱をやわらげて研削していることが
フィーリングの違いにでているのだろう。
次は、糸のこ刃で試してみる。
真鍮製の練習リングを糸のこ刃で切断してみた。
もちろん、「バーライフ」を付着させたノコ刃と
付着させていないノコ刃で試してみた。
やはり、フィーリングを文章や画像で伝えるのは難しい。
そこで、断面の写真を見てほしい。
左側の断面は、バーライフを付着させて切ったもの。
右側の断面は、バーライフを付けないで切ったもの。
(ノコ刃の荒さ・銘柄は、ともに同じものを使っている)
今回は、未経験(初心者)の人にリングを切断してもらった。
バーライフを付着させるとスムーズに切断できることが
断面の写真を見て初めてご理解していただけると思う。
断面の写真でこれだけ違うということは、「フィーリング」では
歴然と違いがわかる。摩擦の抵抗や熱を防いで研削・切断
すると断面では、明らかに違いがでる。研削や切断した部分を
ヤスリ掛けやバフ研磨しなければならない場合は、その作業に
差がでるのは間違いない。「バーライフ」を付着させ研削・切断
した場合は、あとの作業が楽にできる。
「バーライフ」を使用することによって、のちの作業(ヤスリ掛け
・バフ研磨・ロウ付け等の作業)の「楽」や時間短縮・キレイさ
・丁寧さ・消耗工具の長寿を求める人にはお奨めの商品だ。
「バーライフ」の「フィーリング」は、
使った者のみ知ると言う以外、言葉が見つからない。
「機会があったら、是非試して欲しい!」というのが本音だ。